百名山全山日帰りの定義

北海道や屋久島にも百名山があるので、
自宅からの日帰りは自家用ジェット機自家用ヘリでも持たない限り不可能です。

従って、ここで言う「日帰り」とは、

「登山口を出発した後、山中での小屋泊まり、幕営、野宿をしないで、
 その日のうちに登山口に戻る事」


と定義します。
さらに「登山口」とは

「一般人が制限なく利用出来る交通手段で到達出来る地点」

と定義します。

従って、この登山口で車中泊や幕営、あるいはそこに小屋があった場合に小屋に泊まり、
翌日山を日帰りした場合も、日帰りと認定します。

「一般人が制限なく利用出来る交通手段」とは、具体的には
バス、マイカー、オートバイ、自転車、リフト、ゴンドラ、ケーブルカーなどを言います。
マイカー、オートバイ等によって
通行止めの強行突破でアプローチを短縮する違反行為は論外です。
ヘリコプターがあれば難なく頂上に立てますが、誰もそれを登山とは言わないように
「お金持ち」でも錆鉄人のような「お金無し」でも等しく、
自分の足で登らなければならない「公平」な所が登山の良い所です。


林道の自転車利用は「自力」なのでOKですが
(南アルプス林道のように自転車禁止と明示された場合は除外)
坂道の自転車漕ぎは登山以上に「足」を使うので
下りの時間は短縮出来ても、決して楽にはならない事を銘記すべきです。
基本的に上りは全行程自転車を押して、戻りのみ自転車に乗ると考えたほうが良いでしょう。
また、疲れて注意力が落ちた状態で荒れた林道を下ると、コケて大怪我しないとも限りません。

平ヶ岳のように、
地元の民宿やロッジに宿泊した人だけが、通行禁止の林道を特別に送迎される場合は、
一般人が利用出来る交通手段には当らなく禁止行為とします。
同様に宿泊者だけを対象とした送迎として、
東海フォレストによる畑薙第一ダムから椹島までのリムジンバスがありますが、
これを除外した場合、椹島までの到達手段が著しく制限されるので、例外的に該当するものとし
椹島に宿泊して、翌日椹島から悪沢岳又は赤石岳の日帰りをした場合、日帰りと認定します。
(椹島は登山口と考えます。)
一方、霧ヶ峰のようにリフトに乗って頂上駅で降りたら
頂上まで1分という場合でも、リフト降り場を登山口と解釈します。

以上が百名山全山日帰りの定義です。

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