天女慰労の 新・東海道中膝栗毛

08.02.01〜02

天女御苦労さま

2人目の天使の出産予定日は1月7日でしたが
優貴君を生んだ後に大出血して死にそうになったので
医者のいない年末年始に生まれたら危ないという事で
26日に入院して促進剤を点滴して産むという連連絡が24日にあり、
慌てて25日から横浜の長女宅へ行って世話を始めた天女でした。
結局3日点滴して28日夕方無事女の子を出産し
その後の経過も順調で安心している所ですが、
今回は優貴君の世話があるので、2月4日まで休みをもらっている天女です。

天女は娘の家でも遠慮して隅っこに控えていて
見たいテレビも見ずに(って、ないかもしれませんが)
一生懸命みんなの世話をしているのでありました。
でも、天女なので時々は失敗もあると思いますが・・・

そんな天女の苦労は2月1日までと決まりました。
というのは、クバのお母さんがこの日に来て3週間位泊まる事になったからです。
勿論、少しでも手伝いをしようと思って来られるのですが
メグにとっては気遣いなお客様で大変だとは思います。
でも、お母さんは立派な人なのでメグも良い経験になると思います。

という事で
狭い娘夫婦のアパートに2人も泊まる部屋はないので
天女が入れ替わりに帰ってくるという事なのでした。


計画
という事で、錆鉄人はやっと「自宅単身赴任」と「太平洋ひとりぼっち(ダブルベッドに一人寂しく寝る事)」から解消されるのでありましたが、クバのお母さんが快適に過ごす場所を確保する為、いろいろと持っていってある物や不用品を持って帰らなければならないので、片付けを兼ねて天女を迎えに行くのでありまして、決して仕事をさぼりたいからではありません
勿論、愛妻家の錆鉄人にとって
一番大事な「天女」を持って帰る事が目的であることは言うまでもありません。天女は1日位は居間のじゅうたんの上で寝てもいいと言いますが、2月1日は金曜日ですが、愛妻家の錆鉄人は会社を休んで迎えに行くのでありました。(ここの所は大いに強調し点数を稼ぐ錆鉄人であります。)それに、天女が居間のじゅうたんの上で寝るのではクバのお母さんもいたたまれないに違いありませんから。
クバのお母さんは成田に朝到着し、昼ごろには戸塚に来られると思うので、一緒にお昼を食べて3時頃には出発したいと思っています。


という事で愛妻家の錆鉄人は、住み慣れた我が家を1か月以上離れて苦労した天女の慰労を考えた訳であります。
まずは箱根の温泉に入り車中泊して(温泉泊まりじゃない所が錆鉄人流)、翌朝芦ノ湖で逆さ富士を見て、天女の故郷めぐりの三保の松原に行き、近くにあるので久能山東照宮を観光して、浜名湖でうなぎを食べ、伊良湖岬を観光して帰るという豪華絢爛な計画を立案したのでありました。勿論、天女と一緒なので東海道中膝栗毛以上の楽しい旅になる事は間違いありません。
という事で、戸塚からほぼ国道1号線に沿って西へ西へと走って家に帰る事になるのですが、あくまでも帰るルートにある観光地を巡るというのが目的でありまして、くれぐれも「金無し錆鉄人だから高速代を使わないで帰る為に計画したのではないか」と勘繰ることはやめてください。
天山
伊豆の温泉には既に2回も入っているので、今回は箱根の温泉に入りたいと思いました。娘夫婦宅のすぐ近くが箱根駅伝のコースで天女も駅伝を応援して感激していたのも「箱根」を選んだ理由であります。(十まわりしたくないというのが一番の理由ですが・・・)
しかしながら、標高が高い芦ノ湖周辺は冷え込みが厳しいと思われるので、下のほうの温泉に入って車中泊したほうが良いと考えました。
という事でいろいろ探した結果、天山が良さそうだという結論に達したのでありました。

天山は入場料大人1,200円(入湯税・消費税込)で、おとこ湯五湯・おんな湯六湯[内湯・外湯・サウナ(男湯は窯風呂)]が楽しめ、休憩所や食事処も完備されているので、
温泉の後はおいしいものを食べてそのまま車中泊する予定です。
温泉だけで休憩所のない一休という所もあって、そちらのほうが温泉んは空いているという噂もあるので、一休のほうにするかもしれません。(1,000円と安い)

芦ノ湖
せっかく箱根で車中泊するのだから、早朝に芦ノ湖で逆さ富士を見たいと思っています。錆鉄人は富士山マニアかも知れません。



三保の松原
羽衣伝説で有名な三保の松原は、平安の昔から景勝の地とされ、白砂青松にそそりたつ富士を眺めに多くの人が訪れます。
浜には天女が舞いおりたとされる羽衣の松と呼ばれる樹齢約650年の古松があり、近くの御穂神社には、羽衣の切れ端が保存されているとの事です。
という事で、天女は果たして思い出す事が出来るでしょうか?

尚、阿倍川の土砂採取によって三保の松原の砂浜の侵食が始まり、1960年以降、海岸保全の為に460億円以上がつぎ込まれているとか・・・。天女が感謝申しておりました。


こんな富士山が見たいなぁ
久能山東照宮

三保の松原とはほんの数キロしか離れていませんが、観光出来るのは9時からです。ロープウェーで簡単に行けますが、階段登りの好きな錆鉄人と天女なので、1159段の階段を駆け登ります。決してロープウェー代をケチっている訳ではありません。

≪家康公薨去(こうきょ)≫
元和二年(1616)75歳で死んだ家康公は、遺言によりここに葬られました。
「みまかりし後は、柩を久能山に納めて神に祀り、葬儀は江戸・増上寺、位牌は三河の大樹寺に・・・。一周忌の後は、日光山に堂を建て我が霊をまねくべし。死して関東の鎮守とならん。」
秀忠の命令により、家康が埋葬されてわずか1年7ヶ月の短期間で久能山東照宮は造られたとの事です。

日光東照宮と比べると豪華絢爛さは落ちるとの事ですが、重要文化財が並んでいます。


うな天
浜名湖サービスエリアでうな丼も食べていますが、もう一つ感激がありませんでした。
という事で、ネットで検索して「うなぎのかねいち」という所を見つけましたが、駐車場がないというので断念。
ここはかなり大きな所みたいなので、駐車場の心配はなさそうで、口コミも好評なのでここに決めました。奥浜名湖のほうまでは行く気になれない地球環境派の錆鉄人でした。


思い切って?うな丼の上を食べるぞ〜!
伊良湖岬
「名も知らぬ 遠き島より 流れよる 椰子の実ひとつ」
誰もが口ずさんだことのある島崎藤村作詞の国民歌謡「椰子の実」。この歌が伊良湖の風景を歌ったものだと知らない人も多いと思います。
恋路ケ浜の東の端、国道42号線から日出の石門に下りる遊歩道の途中の日出園地に、「椰子の実」誕生を物語る記念碑があります。
民俗学者の柳田國男が大学生の明治31年、伊良湖を訪れ恋路ケ浜を散策中に、偶然どこからか流れ着いた椰子の実を拾い、この話を親友の島崎藤村に語った所、それが素材となって叙情詩「椰子の実」が誕生したのでありした。

かつて文学少年だった錆鉄人は、高校1年生の教科書に島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」が載っていて、藤村の詩集を借りて、いくつもの詩を暗記した位ですから(今でもちゃんと言えます)、「椰子の実」の記念碑が伊良湖岬にある事はその時から知っていました。
という事で、錆鉄人は高校2年の時、原付バイクにテントと寝袋を括り付けて中部地方1周の旅に出かけ、称名の滝や小諸城址、富士山登山、白糸の滝、伊良湖岬などを観光したのでありました。

という事で、1号線を走ったのでありましたが、将来天女を嫁さんにもらうとは思っていなかったので、三保の松原は訪れていませんでした
帰途
という事で、観光はお終い。

あとは天女の懐かしい我が家へ戻るだけとなりますが、ちょうど通勤半額時間帯の高速を活用。音羽蒲郡ICで乗って大垣ICで乗り換え、武生ICまで行くと100kmを超えるので1つ手前の今庄ICで下り、途中で買い物をして我が家戻るという予定です。

帰ったらお風呂にお湯を入れて、さらに下から焚いて、久しぶりの貸切風呂を楽しみたいと思っています。




総走行距離は約1,100kmの予定、今回は天女の慰労なので食事も大奮発して、総予算40,000円位の見込みです。(って、往復の交通費込みですから・・・)

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