白山 このロング周回コースを歩いたのは 薬師岳でかなり体力不足と登山脚の衰えを感じたからでありました。 これでは、とても笠槍の周回コースなど出来ないと考え 暑さへの順応を含めたトレーニングと考えました。 ところで、前篇で書きましたが 超人ヤスヒロさんよりも別山の登りが速かったという事は 大きな驚きと喜びであり 変人錆鉄人としては、笠槍に向けてちょっと自信が付きました。 勿論、速ければ偉いとかいう事ではありません。 錆鉄人は「山は一生懸命に登るべき」という考えであり、 その一生懸命さは、 登山時間が1つの指標だと思うからです。 同じ一生懸命でも、 命がけの危ない事、冬山や岩登りはやらないポリシーです。 (リスクが何ケタも高いのは明白ですから・・・) |
今回のルート | ||
【主な地点とコースタイム】 市ノ瀬−(チブリ尾根)3:35−チブリ尾根避難小屋−1:40−別山−2:30−南竜−(展望新道)2:00−室堂−0:40−御前峰−(池巡りコース)1:05−大汝峰−1:00−北竜ヶ馬場−(釈迦新道)2:20−釈迦岳前峰−2:10−釈迦新道登山口−1:30−市ノ瀬 距離33.1km、合計コースタイム 19時間30分、累積標高推定2,700m |
【野望:笠槍の日帰り】 新穂高−笠ヶ岳−双六山荘−槍ヶ岳−新穂高 距離41.5km、コースタイム25時間40分、累積標高推定3,000m 白山ロング周回と比べて+20%位でしょうか。 今回の白山で身体が目覚めて対応力が着いたと思われるので(勝手に思っているだけですが・・・)実行可能と判断。槍からの下りはただ長いだけで危険はないので、疲れ果てても歩けると思われます。 →笠槍日帰り |
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南竜分岐〜展望新道へ | ||
南竜の木道をそのまま突っ切って、6:15 南竜山荘の前の橋に到着。 ちょうど中年のパーティがここで朝食の準備をしようとしていました。錆鉄人もここで休憩して、朝食とずぶ濡れの靴下を履きかえる事にしました。靴下を絞ると、たくさんの水が滴り落ちました。 笹寿司2個とパンを食べながら、横の中年組さんと話をしていました。2人は展望歩道を下りてきた所だったので状況を尋ねると、雪渓が2か所あるけれど心配ないとの事。計画通り最長コースである展望歩道コースで登ることにしました。 6時36分、21分の休憩で、展望新道経由で室堂に向かって出発。 木道が続きます |
どうって事ない雪渓のトラバース 南竜への下りの雪渓のほうが 長くて急傾斜でした。 展望新道を歩くのは数十年ぶり 2回目でした |
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アルプス展望台 | ||
方位盤 |
心眼でアルプスの展望を見る (無理!) |
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展望新道 | ||
別山方面を振り返る 結構登った感じがしました |
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ハイマツ帯 | ||
室堂までなだらかな道となります |
クロユリ |
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室堂の手前 | ||
平瀬道分岐 ←室堂0.5km →大白川6.4km |
岐阜の夫婦 2人一緒に撮ってあげましょうかと声を掛け しばらくお話しをしました。 昨日は到着が遅くなって小屋の人に叱られたとか |
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室堂 | ||
団体さんとうまくすれ違い 写真の小屋の手前の部分に水場があり 水汲みをしていた人がいたので錆鉄人もしましたが 押した時だけシャワー状に出る蛇口だったので ペットボトル2本に汲むのに大変な時間がかかりました。 (横にこぼれる水が遥かに多いのですから) |
かなり濃いガスですが、室堂前の広場には20人以上の人がいました。 錆鉄人は室堂の中に入って登山情報を確認しました。今までにない事ですが、釈迦新道の情報が知りたかったからでありました。 掲示板には釈迦新道の事は何も書かれていなくて、「池巡りコースは雪渓があり、ガスが出ている時は迷うので行かないように」というような事が書いてありました。 |
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白山奥宮 | ||
撮影していると、神官が2人出てきて、鳥居の下をくぐった後、振り返って礼をしてから室堂のほうに歩いて行きました。 錆鉄人も鳥居をくぐって、神社に礼をして願い事をしてから登山に出発しました。 7時45分 登山開始 これまで結構歩いて来て、かなりくたびれていたので、8時までに頂上!という野望は最初から放棄です。 |
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青石 | ||
7:53 ほぼ1/3地点でしょうか? 高天原まで行くとほぼ2/3という感じですね |
今までは登る時に下のほうからしか見ていなくて 下る時はあっという間に通過していたので 気が付きませんでしたが、 石に仏像が彫ってあるのを初めて知りました。 (今まで30回位登っていると思うのですが・・・) |
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頂上 | ||
8:08 山頂に到着 例によって1分位お願い事をしました。 家族みんなをお守りください! |
ご覧のように濃いガスで、釈迦新道に行くには池巡りコースに下りて行くしかないのですが・・・、室堂にあった警告が気になって、下りて行く決断がつかない優柔不断な錆鉄人でした。 結構疲れたな〜という思いと、大汝から先は未知のコ−スの不安もあり、「これ幸い」と戻って観光新道から下山しちゃおうか・・・と弱気になっていました。 |
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池巡りへ | ||
同じく池巡りに行きたいのだけど、どうしようかという人と少しおしゃべりをしていると、数人のグループが御宝庫のほうへ歩いて行きます。 錆鉄人は弱気になっていたことを反省し、自分を鍛える為に登山しているのだから、やはり釈迦新道を歩くのだ!と決心し、8:29御宝庫に向かって歩き出しました。20分も頂上でのんびりしていたんですね。 |
勿論、錆鉄人は先行したグループの後を着いて行こうと思った訳ではありません。御宝庫の向こうの本格的な下りになる前で追い越してしまいました。 |
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池巡りコース | ||
下に降りると案外ガスは薄く、視界の心配はありません |
翠ヶ池もいい感じです |
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翠ヶ池 | ||
雪渓の上を歩いて翠ヶ池に近づきました 肉眼ではブルーがもっともっと綺麗でした! |
そこからの剣ヶ峰 錆鉄人は30年程前に1度登ったきりです |
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翠ヶ池その2 | ||
ここにいたパーティと少しおしゃべり |
きれいな半円形! |
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大汝峰へ | ||
鞍部を少し下った所が大汝の登山口です |
大汝に登らずに 巻いて七倉山に行くルートもありますが 敢然と?大汝に挑む錆鉄人でありました |
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大汝から | ||
剣ヶ峰と御前峰(白山頂上) 大汝はすぐ近くだったと思っていたのですが 案外遠くに見えています。 |
千蛇ヶ池じゃなさそう 実は足が攣りそうな感じになったので 一息ついで撮影したのでした・・・ |
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大汝山頂 | ||
9:08 大汝山頂 |
避難小屋は緊急時以外は使わないように との張り紙がありました |
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七倉山へ | ||
山頂に明確な道標がなく こちらへしか道はなかったように思い進みましたが 不安な錆鉄人でありました |
岩間道下り口 岩間温泉13.6km室堂1.6km 七倉山も釈迦新道も書いてないので 地図を取り出して確認する慎重な錆鉄人でした。 (これまで地図で登山道の確認など ほとんどした事がないのでしたが・・・) |
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花 | ||
登山道は明確ですが整備されてはいません。 足跡も数個あったので不安はありませんでした。 |
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道標 | ||
左;室堂、戻れば大汝峰 向こうが七倉山、ハイマツ帯を進みます |
七倉山はかなりの登り返しです しかもかなり急な雪渓のトラバースがあるような・・・ |
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花 | ||
御手水鉢 | ||
白山奥宮境内 御手水鉢の標識 どんな晴天が続いても岩の水はなくならないとか |
後ろには小屋の跡でしょうか 石積みがありました |
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花 | ||
第三部へ | ||
長くなったので第三部へ |