出会い 錆鉄人は人の顔や名前を覚えるのがとても苦手です。 技術系の人間だったでそれはあまり問題なかったのですが 今の職責では結構大きな問題であります。 仕事だけではなく 普段でもやはり人の名前や顔を覚えるのが苦手な錆鉄人なので 奇跡の出会いをしていながら Kさんから言われるまで気付かないでいたのでした。 |
奇跡とは | ||
奇跡とは偶然を超えた出来事です。 それを司るのは神様に違いありませんが、錆鉄人には天女が付いているのでありました。 それは、苫小牧東からのフェリーの秋田港下船者用の2等船室で起こりました。(一番安い部屋なので、キリストの生まれた馬小屋と何となくイメージが近い所も奇跡の重要な要素なのです。) 天女はおしとやかなので自分から話しかける事は滅多にありませんが、錆鉄人は今では案外知らない人にも気楽に話しかけるようになりました。 秋田港入港の2時間ほど前に船内放送があり(錆鉄人はその前に目覚めていましたが)朝もカップラーメンを食べていました。 そして、窓際の若い御夫婦に話しかけたのでした。どちらの方ですかとか、どんな所に行かれましたかというような内容だったのじゃないかと思うのですが、忘れました。 すると、「ゴールデンウィークに何処かの露天風呂で逢っていませんか?」と言われました。というとアンモンしかありません。天女が男女間の仕切りから入ってきて、内緒で貸切露天風呂状態を楽しんだのですが、天女が戻ってから入って来られて少し話をした人でした。 という事で、そんな奥まった暗門ででたまたま出会った事は偶然ですが、もう一度、こんな所で出会うということは偶然を越えた奇跡としか思えません。きっとKさん御夫婦も同じ思いだったに違いありません。 しかしながら、もう下船の時間が近く余りお話しをする時間はありませんでした。錆鉄人は福井に帰る前に大潟富士に登って帰ろうと思っていると言ったら、途中まで先導して下さると言って頂きました。 |
という事で記念撮影しました! |
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巨大なまはげ像へ |
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錆鉄人は遅くフェリー乗り場に到着した為か、普通は3階甲板ですが2階の甲板でした。という事で、すぐに下船出来たのは良いのですが、流れに従って外に出されてしまったので、もう一度戻り出口付近に駐車してKさんのアルファードを待ちました。しかし、なかなかKさんの車が現れないので、下船した所で待っているのかもしれないと思い、流れに逆らって行くと、そこで待っていて下さいました。 という事で、Kさんのアルファードの後ろを着いて行きました。 |
高さ15mもあるナマハゲ像 こんなノリノリの天女は珍しい! |
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日本一低い山 大潟富士 | ||
遥かな頂上を仰ぎ見る2人 |
バンザーイ! 遂に念願が叶った瞬間 |
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日本一! | ||
案内して下さったK夫婦も 初登頂! |
もう一度登頂! 今度は杭の上に立って4,000mmの頂きだ! |
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頂上からの風景 | ||
さすがに雄大な風景が拡がります 頂上の展望を撮り忘れていたので再々登頂 1日で4回目も登頂し 標高差14000mmをする快挙を達成! でも、全く疲れ知らずの錆鉄人でした? |
記念モニュメント |
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大潟富士の場所は? | ||
干拓地のほぼど真ん中です |
菜の花の頃や桜の頃の登頂がお勧め |
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周辺の登山道(まさしく道路です!) | ||
話しが弾みました |
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福井へ向って南下 | ||
さらに国道まで案内して頂いて別れました。 Kさん御夫婦とはその後も連絡を取り合っています。いつか、訪ねて来てくださる約束です。 という事で、国道沿いを走っていると稲庭うどんのお店がありました。三大うどんの讃岐うどんと水沢うどんはすでに食べていたので、いつか稲庭うどんを食べてみたいと思っていた錆鉄人と天女は、車が駐車場に入ったので続いて駐車場に車を停めて入口に行きました。 しかしその車はお店の人で、開店までは1時間もあったので、稲庭うどんは諦めてさらに南下を続けたのでありました。 |
雲の向こうの鳥海山 天女が10枚位撮ってやっと写りました。 |
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食事処を探しながら | ||
という事で、何か食べようとは思いながら通り過ぎてしまったりして、鶴岡も過ぎた所で、ここに飛び込みました。海底温泉目当てではありません。 |
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お食事 | ||
長い長い道のりを走って | ||
遊楽のすぐ向こうの岩 | 税金の無駄遣いの見本(有磯海SA付近) 500m程の距離に10橋位もあり 橋を走っている車はゼロ! 地震があると落っこちて さらに税金を無駄遣いするのは確実 |
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剣岳 | ||
新潟で高速に乗る前に給油しました。 新潟は雨でしたが富山では剣の雄姿が! |
天女の自信作! |
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無事帰宅! | ||
総走行距離(7日夜自宅出発〜17日夜自宅到着)3,204km 登った百名山 7山 幌尻岳、雌阿寒岳、斜里岳、羅臼岳 大雪山旭岳、十勝岳、羊蹄山 入った温泉 13ヶ所(内4か所は無料、天女は11か所) 二風谷温泉、鹿の湯、然別菅野温泉、景福別館 緑風荘、ホテル地の涯、三段の湯、滝見の湯、白銀荘 京極温泉、水無海浜温泉、二股らぢうむ温泉、第一滝本館 総費用 20万円強(お土産代含む) +車両荒らし修理代自己負担分5万円 (でも5万円でカーナビが新型になって得したかも?) |
今回の北海道旅行ではたくさんの人と巡り合う機会があり、とても素晴らしい経験をする事が出来ました。 これまで錆鉄人と天女は「目的に向かってまっしぐら、暇なしヒーヒーハーハー登山や旅行ばかり」していたので、そういう人たちとゆっくりとお話したりする機会がほとんどなく、いわば「ふたりだけの世界に閉じこもって」登山や旅行をしていたように思います。 人との巡り合い・ふれ合いは、登頂の感動や美しい景色、気持ちの良い温泉に、勝るとも劣らない素晴らしいものだとあらためて深く感じさせてくれた良い旅行でした。 |