錆鉄人的には懐かしい 山口

08年3月15日

山口

山口は錦帯橋から次のメイン観光地の萩へ行く途中にあります。
瑠璃光寺の五重塔は絶対天女に見せたかったのですが、
山口到着は夜になるので
瑠璃光寺の駐車場で車中泊をする事にしたのした。
山口には温泉が少ないのですが湯田温泉があるので、
日帰り入浴出来るのもメリットでした。
その前にるるぶで調べた「いちやなぎ本店」で
おいしい会席料理も食べようと決めました。

瑠璃光寺は国宝の五重塔で有名ですが、
錆鉄人的には十数年前に参加した「山口萩往環250kmマラニック」のスタート地点だったので
いっそう懐かしく感じます。
大会の結果は・・・
参加料25,000円に交通費約40,000円に4日を要したのですが
語るも涙の・・・125km地点でのリタイヤ
錆鉄人のマラソン歴で唯一のリタイヤでした。



錦帯橋から
錦帯橋の駐車場を出たのは午後4時を少し回った頃でした。岩国から山口まではほぼ90km、約2時間かかるので、ちょうど帰宅ラッシュに巻き込まれそうだと恐れていました。案の定、山口市の近くまでは快調に走りましたが、市内に入る前からかなりの混雑でした。
夕食の目的地は「いちやなぎ本店」るるぶで安くておいしい店と紹介されていたので、HPで検索したら、本当においしそうで高くない価格だったので、注文する料理まで決めて行った程でした。


渋滞はありましたが、いちやなぎには6時過ぎに到着。(ふた又に分かれる道路の先で、天女が珍しくいちやまぎを発見してくれたのですが、その時はすでに反対側の道路に侵入している時で、ぐるっと回って戻ることになりましたが)駐車場の車もまだ数台でした。
1階は仕出し屋さんで食事は2階になっていて、階段を上がっていくとで、カウンターと座敷の相席とどちらにしますかと聞かれ、座敷で知らない人と向かい合うのかと思いましたが、靴を脱いで座りたかったので座敷の相席でお願いしました。
座敷に入ると、座卓がいくつもあって、客は1組だけ、奥の座卓があてがわれました。
いちやなぎ本店

天女の「新しおり会席」
天女はいろいろな食べ物があるのが決め手
といっても、全部2人でわけて食べるので
もっとたくさん食べられるという事ですが・・・


錆鉄人の「ミニふぐ会席」
錆鉄人は下関まで行ってでもふぐが食べたかったので
ここで少ししかありませんがふぐを食べられて大満足。
お膳の前にさざえの壺焼が2つ出てきて
食後に抹茶ソフトクリームのデザートでした
天女の微笑み

2人だけの旅行では珍しい高級?会席料理に
自然と笑みがこぼれる天女でした
(いつも時間がないので走りながら
パンやおにぎりを食べる事が多いのでした)


高級とは言っても、新しおり会席1,600円
ミニふぐ会席も2,500円でしかありませんが・・・
とてもおいしかったので十分満足しました。

会計をしたら飲み物のサービス券をくれましたが、
駐車場に戻った時に
ちょうどミニバンの家族連れが入ってきたので
「僕らは福井から来ているので、もう一度来る事もないので
使って下さい。」と言って渡しました。

瑠璃光寺五重塔(国宝)

夜はライトアップされていてすごく素敵でしたが、
手持ちのコンデジではうまく写りませんでした。
朝7時前、朝日が当たりだす頃行きましたが、
境内には三々五々人が訪れてきていました。


後ろの山に登って真横から撮影しました。
三脚を構えた人も陣取っていました。
画聖 雪舟の像

解説を読んでください


五重塔を写す池から後ろの山へと行く途中に
有名な雪舟の像がありました。
若山牧水の歌碑もありましたが割愛します。
瑠璃光寺
山門

本山は永平寺(エヘン!)

山門を入った所
慈母観音

なかなか美しい観音様でした。
わらべ地蔵は目を閉じていますが
優貴君の目のように大きいなと思いました。
早速お賽銭をあげて長いお願いです。


「オンアロリキヤソワカ」
山口のお寺さんには
このように唱える言葉が書かれていたのが印象的です
身切り(身代り)地蔵



早速100円のお賽銭を入れて
お願いする浅ましい錆鉄人でありました。

左の手から斜めに切れているのが分かりますか?
(心眼!)
もう1か所は紫の布の下になっています。
閻魔大王

閻魔大王が持っているのは虫眼鏡ではなく鏡です。
自分自身を見つめて反省せよという事でしょうか。


この解説は閻魔様の台座の受け台なのですが、
この中に石の後生車があります。
回してみましたがとても重く、
指の皮がむけるところでした。
(不吉?天女の加護がありますから!)
杓底一残水



とはいえ、一杓の水もない時はどうすればいいのかと悩む錆鉄人でした。

杓底一残水とはまるで天女の言葉のようです。
我が家では台所とボイラーの水は、はポンプ汲み上げの井戸水を使っているので、いくら使ってもタダのようなもので、水も湧いてくるのでなくなる心配はないのですが、天女は米の砥ぎ汁は肥料にし、手洗いした洗濯の水さえも捨てずに残してあります。(錆鉄人がお風呂に入った時に捨ててしまうのですが・・・)
知足の手水鉢

手水鉢は右の解説のように彫られています。
欲望の塊となって悪事を繰り返し、環境破壊を押し進める現代人にこそ必要な言葉です。ちなみに錆鉄人は、「もう50歳も過ぎたのだし、あくせく金稼ぎに精を出さずに、したい事に精を出そう」と考えています。娘達が一人前に成長し、それほどお金が必要でなくなったからでもありますが、みんなが金・金・金・・・とあくせくしているのを見て、人とは違った事をしたがる錆鉄人の本性でしょうか。(とは言いつつも、仕事も頑張らんと暮らして行けない「金無し錆鉄人」でありました。)


「前進を誓う」は違っていると思いますが・・・
地球を破滅から救える思想ですが・・・
悪い奴ほど金持ちになるのが資本主義ですから
(一部例外もありますが・・・)
顧みられる事はないでしょうね。
本堂へ
という事で、山門から20mほどの距離を気の遠くなるような(錆鉄人的には)時間をかけて、遂に本堂に到着したのでありました。
しかしながら、この日は坐禅の会の例会日という事で一緒にどうですかと声をかけられましたが、絞められた戸の中からは読経の声が聞こえていたので遠慮して、お参り岳して、右のほうに移動しました。
まずは水子地蔵菩薩にお参り。
それにしても、お参りする所がたくさんあって、お賽銭がきれそうな2人なのでありました。

本堂右手


唱えるお祈りの言葉は忘れましたが、天女の前の数珠を8個(?)落とすように書かれていて、その通りしました。数珠は回転が重くて、上の滑車の前に現れているのを1個ずつ落とすのに苦心しました。
金毘羅神社

さらには階段を登って金毘羅神社へ行きました。
ここで青年に出会ったので話をしましたが、建築の勉強をしているので五重塔などを見にきたのだと言っていました。


うぐいす張りの石畳

ようやく瑠璃光寺のお参りを終え、香山墓地へ向かいました。山門を出てすぐの所に大内弘世の騎乗の像がありましたが、割愛。


うぐいす張りの石畳とはうまい命名ですが、解説の通り手を叩くと美しい?こだまが帰ってきました。
観光

ぐるっと回って、もう一度五重塔の前の池へ。途中に沈流亭とか倒幕の密議をした露山堂とかがありましたが割愛。明るくなったので、五重塔がくっきり写るようになりました。


最後に記念撮影

駐車場に戻ろうと入口を出ると、ちょうど角の売店が開いたので、ソフトクリームでも食べようかと入りましたが、まだ準備できていないとの事。天女はおばさんといろんな話をして、いい触れ合いが出来て良かったといって、記念品などを買っていました。
萩へ
萩は錆鉄人が行きたと思っていた所です。昔、会社の慰安旅行で訪れたような気がするのですが、記憶がありません。長州人が敬愛するという吉田松陰の謎を知りたいと思っています。



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