白馬鑓温泉 22日仕事から帰ってくると 天女が肩が凝ったわと言いながら家事をしていました。 愛妻家の錆鉄人は、天女の為に温泉療養に行く事にしました。 行き先は山中温泉「花つばき」 北陸では珍しい混浴の露天風呂があるので 温泉にゆっくりつかりながら肩もみが出来ます。 |
どうやって行くの? | ||
錆鉄人は旧丸岡町の竹田観光をして、栢野の大杉を見るために山中温泉に抜けたことがありましたが、県境は狭くてすれ違いの出来ない道路だったので、もう2度と通りたくないと思っていましたが、最近、トンネルが開通して加賀温泉郷から永平寺観光のバスも走るようになったというので、こちらから行く事にしました。 この場合、我が家からは50km足らずで、国道8号線経由で行った場合とは20km位近いのではないかと思われます。 という事で、メインディッシュは決まりましたが、折角行くのですからタイムパフォ−マンスをアップするために、朝の7時から開いている総湯の「菊の湯」に入り、紅葉の名残りの鶴仙渓を散策し、駐車場に戻る途中に道場道三郎のレシピによるカニ汁大鍋の振る舞い(と言っても1杯200円ですが・・・)を食べ、それから花つばきさんに行ってのんびりと長湯をして、それからもう一度栢野の大杉などを観光して、竹田に戻ってたけくらべ温泉に入って帰るという豪華な計画です。 実は、花つばきにはいつか行きたいと思っていたので、大方の計画は出来ていたのでした。 |
という事で、23日朝5時に起きて5時半に出発しました。 日帰りなので地球の為に燃費の良い天女のムーブでお出かけです。 順調に九頭竜川を越えた所までは良かったのですが、その先の東西に走る道路に竹田(または石川県)方面標識がなく、右だろうと数キロ走ったのですが標識が現れないので不安になってユーターン、延々と走りましたが丸岡インターに近づくばかりでやはり標識がありません。もう一度ユーターンしました。(1本道だろうと高をくくって地図も持たずに出発したのが失敗でした。) 走りながら、あの谷の所位しか道路がありそうな場所はないと思いながら最初にユーターンした所を越えて数百メートル進むと、なんと標識がありました。 という事で、15分位時間を無駄にしたかもしれません。 そして六呂瀬山古墳を回りこんで竹田の集落に入り、県境へと走りましたが立派な道路が出来ていてスイスイ走れます。ほんの一部だけ狭い所がありましたが、全然不安の無い道路に変わっていました。 |
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菊の湯(女湯) |
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という事で、7時過ぎには山中温泉に到着。 菊の湯の手前に市役所(出張所)の標識があったので、そこに駐車しようと左折したら、そこに菊の湯の駐車場がありました。(この一つ左側の道路沿いでした) 8時待ち合わせで天女は温泉に入りました。 |
すぐ右が男湯かと思いましたが、 これは山中座という建物でした。 |
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男湯 | ||
男湯は女湯ノ向かいにありました。 入浴料は420円です。 昔はこの場所に総湯があっただけで 周囲の旅館には温泉はなかったとの事です。 かの松尾芭蕉は温泉嫌いだったそうですが 山中温泉がとても気に入って8泊もしたとの事です。 |
中に入ると塩素の匂いが・・・しまった、公共の温泉なのに油断していた、もっと短くしておけば良かったと思いましたが後の祭りでした。 この時間は結構混んでいて、20箇所ほどのガランはほとんど埋まっていました。温泉は結構深めでうやや熱め、真ん中に四角い柱があって、四方にジェット噴流が出ていました。 |
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温泉玉子が作れます | ||
これがある事は調査済みでしたが、 卵は持って来ませんでした。 温泉でゆで卵を作るのは観光客に人気に違いありません。 |
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ミニ観光 | ||
温泉玉子ゆで所の横にはお地蔵様 横の広場にはカラクリ時計 |
天女が菊の湯から出てきた時、 カラクリ時計がちょうど動き出したそうです。 |
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足湯 | ||
はやりの足湯もありました。 |
ここが菊の湯の正面でした。 |
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鶴仙渓へ | ||
錆鉄人は山中温泉に何度か泊まった事があるのですが ホテルに入って宴会で飲んで寝るだけだったので 鶴仙渓は歩いたことがありません。 という事で、菊の湯から一番下流の黒谷橋に行き、 上流に歩いてこおろぎ橋まで行って戻る事にしました。 バスターミナルがあったので 案内図でもないかと思って通ったのが失敗、 黒谷橋の案内板が見当たらず、その下の道路橋に来てしまいました。 橋の上から紅葉の中に黒谷橋が見えました。 |
という事で少し戻って 左の写真で駐車場になっている所の向こう側に下りました。 写真は下る前の所です。 |
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松尾芭蕉 | ||
この川の黒谷橋は絶景の地なり 行脚のたのしみここにあり 芭蕉 |
朝もやの黒谷橋 (温泉に持って入ったので中が曇っていたのかも?) |
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黒谷橋の上から | ||
(下流側) 紅葉もまだ十分見られました。 |
上流側 芭蕉の頃もここに橋があったのでしょうか? その頃はもう少し木が少なく 岩肌が見えたのではないかと思います。 |
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芭蕉堂 | ||
芭蕉堂の階段の横にある案内板です。 もみじが散っているのも風情があります。 |
芭蕉堂 ここで一句 |
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絶景 | ||
中には小さな芭蕉像がありました。 |
手前の木が葉をつけている時に撮影したかった・・・ |
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鶴仙渓を歩く | ||
向こう岸には温泉旅館が立ち並んでいます。 |
奥入瀬よりよっぽど素敵だわ! 奥入瀬に行った時は登山を終えて レンタルママチャリでヒーコラ走り回ったものですから・・・ 奥入瀬の紅葉も見てみたいものです。 |
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あやとり橋 | ||
フレームあやとりをイメージしているそうな・・・ 橋はS次カーブしています。 ここまで観光客に出会いませんでしたが、 あやとり橋は山中温泉の中心に近いせいか、 何人もの観光客がいました。 |
橋の上から |
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慈母観音様 | ||
あやとり橋のたもとには お地蔵様と慈母観音様が祀られてていました。 |
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道明ヶ淵 | ||
あやとり橋 | ||
カーブしている様子が良く分かります |
春から秋はここに川床があるそうです。 |
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さらに上流へ | ||
「目前の岩、さしたるものではないが・・・」 |
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采石巌 | ||
辺りを見回すのですが・・・ どれが采石巌かわからない錆鉄人でした。 |
これももうかなり上流です。 |
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本歌取り | ||
芭蕉に触発された錆鉄人は 俳句ではなく本歌取りで挑みます。 |
やはらかに紅葉綾なす鶴仙渓 我が想う人はありやなしやと (天女は横にいますが、行きがかり上です) 本歌取りというよりも、本歌合成やんけ! |
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こうろぎ橋 | ||
さすが山中温泉一番の名勝こおろぎ橋です。 |
観光客が途絶えません。 |
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続こおろぎ橋 | ||
まさに「錦綾なす」鶴仙渓 |
正に名画のようなこおろぎ橋の風景 天女は淋しからずや空の紅 地の紅にも染まずたたずむ 白鳥の本歌取りですが・・・ 字足らずで済みません。 |
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再掲 | ||
やはり天女がいないと・・・ 「画龍点睛を欠く」 |
観光客がなんでこおろぎ橋って言うのかね? って言ってたので、教えてあげました。 |
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工事中 | ||
こおろぎ橋から湯けむり街道へ上がる途中に 清水がありました。 |
青空ならもっと紅葉が映えるのですが・・・ |
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街中ぶらぶら | ||
そんな有名なお店とは知らなかったのですが、 温泉よりだんごの天女ですから・・・ |
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名物コロッケ | ||
100円のコロッケでこの笑顔 天女はやはり天女です。 |
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町人旅人館 | ||
到着した時は準備中でした。 中のトイレを借りたりしていると、 10時よりも早く始まりました。 |
中に入って頂きます。 |
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カニ汁大鍋振る舞い | ||
お椀にはカニの足と身も一部入っていました。 初っ端なのでちょっと煮込み不足でしたが・・・ おいしかったです! |
という事で、 山中温泉観光を十分に堪能して、 いよいよ「花つばき」さんへ行きました。 花つばきさんの日帰りは 10時からという説と 11時からという説があったのですが・・・ |