登らない百名山(2)霧ヶ峰
(撮影平成14年10月12日)


霧ヶ峰(車山 1,925m)

奥多摩で開催される全日本山岳耐久レースは13日午後1時スタートです。
例によって車で行って車の中に寝ることに決めましたが
土曜日1日がまるまる余っていて、
途中に登った事のない百名山が転がっています。
大菩薩峠とか蓼科山とか。

しかし翌日は山岳耐久レースであり、
完踏する為に無用な登山をして足を疲労させる訳にはいかない。
そこで、わざわざ目的地にして行く事は絶対になかったと思いますが
ほとんど歩かなくて済む美ヶ原と霧ヶ峰に寄る事にしました。

どうやって行くの?
中央高速道で行った方が1時間以上早く着いて楽な事は分かっていますが、娘2人が県外の大学に在学中であり、家計は日本経済を上回るピンチである。セーブタイム・セーブ体力よりもセーブマネーを優先して、油坂を旧道で越え白鳥・高山から平湯に行き車中泊、安房峠も旧道で越えるという涙ぐましい努力で松本を通って美ヶ原に登り、また松本に引き返して、今度はビーナスラインで霧ヶ峰へ向かいました。
美ヶ原と霧ヶ峰の両方へ登ろうと思われる方は、最初からビーナスラインで行った方がよほど早いだろうと思います。
今回自分が通ったコースの場合、1時間以上は余分に車を走らせる必要があります。(参考までに)
登り口
ビーナスラインを走っていると何度かドライブインがありますが、その中で最も大きいドライブインから、さらに白樺湖の方へ向かうと霧ヶ峰で一番高い車山が正面に見え、その腹を道路が右に曲がって行く所の両側にドライブインがあります。登り口はここだと思って、左側のより近い方に駐車しました。駐車料が無料なのがうれしいです。
今度は少し足慣らしをしようと、ゲルフジをはいて、すぐ後ろの丘へ行くと、案内標識があって、ここからは40分で山の向こう側からは20分と書いてあったので、戻って車を出しました。5〜6km走りましたが高度は低くなるばかりで、リフトで登る事が分かり、そんなお金はかけられないと思い、もう一度元の駐車場に戻り再出発しました。
 
    駐車場の裏を少し登った所の方向板
この少し右奥の案内板があって「リフトで」20分と書いてなかったばかりに、大いに無駄なガソリンを使用してしまったのでした。
車山の標柱
リフト乗り場まで無駄足だった事もあって、駐車場からは結構早足で登ったら15分丁度でした。こんな距離なのに案外本格的な登山の格好で登っている人もいて「???」と思いました。固定観念で固まっているのでしょうか。

頂上に大きな建物があって、その前にこの標柱があります。この付近には50人以上の人がいた。

中央の丘との間に駐車場がある
本当の頂上
本当の頂上は建物の後ろにありました。乱されていますが一応ロープが張ってあり、誰も登っている人はいません。立入禁止と思い、自分も登りませんでした。こんな乱れた姿だからか写真を撮る人もまれでした。

霧ヶ峰に来るなら、やはり花の咲いている頃が良いと思います。一帯は紅葉というよりは、枯れた草原でしたが、どこのドライブインにも観光客はたくさんいました。
リフトの頂上駅
本当の頂上のその奥がリフトの頂上駅でした。霧が峰は、誰もがリフトを降りて1〜2分で頂上に立てるすごい百名山です。こういうもので登ってくる人は、普通の観光地と同様にゴミを投げ捨てていくのだろうな、と思いました。
美ヶ原ではあんなに良かった眺望も雲が増えて山々が隠れていた事もあって、頂上には5分ほどいて戻りました。

戻りもゲルフジの足慣らしに少し走って降りてみました。登山道は石まじりであり結構走りにくかったのですが、シューズの締め付け具合の確認をしました。
白樺湖からの蓼科山
白樺湖へ下っていく最中、右側に白樺湖と蓼科山の絶好のビューポイントがあって、たくさんの車が停まっていました。寄ろうかと思いましたが、車が満杯にちかかったのでもっと下にもあるだろうと思って、そのまま走ったら、もう撮影ポイントはありませんでした。残念。
白樺湖に降りて、噴水と蓼科山を撮りました。中年の夫婦が記念撮影をしていました。

美ヶ原に戻る

中央右よりの噴水が見えますか?

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