天女伝説を訪ねて

天女はすでに500年も生きてきたので、かつて訪れた伝説の地の記憶さえ不確かになってしまいました。
そこで愛妻家の錆鉄人は、伝説の地を訪ねて天女の記憶を呼び覚ますことにしたのでありました。

日付 名 称 所在地 詳  細 備  考
未訪 飛騨高山温泉 宝生閣
天女の湯

岐阜県高山市馬場町
いわれは不明、単なる命名か?
高山城跡を残す城山公園の高台に位置ロケーション。
未訪  
未訪 天女川 鹿児島県西之表市安納 西之表市安納集落のほぼ中央を流れている川が天女川で、川の全長はおよそ 4キロ前後。 
未訪 網張温泉
天(仙)女の湯
岩手郡雫石町網張温泉   平成18年8月18日の大雨により仙女の湯が流失してしまい休止中、復旧の見込無とは残念です。
2007年10月20日予定 とがやま温泉天女の湯 兵庫県養父市八鹿町高柳 一階には、主浴場、露天風呂、高温サウナ、ジェットバス(パワーノズル・マッサージテーション・バブルパワー)、二階には、主浴場、展望露天風呂、高温サウナ、ジェットバス(マッサージベッド・リラックスバス・エステバス)などがあり、600円は安いと思います。
未訪 三保の松原
三保はごろも温泉「天女の湯」
静岡市清水三保 【伝説】
その昔、三保の松原のある松の枝に美しい衣が掛かっていました。漁夫の伯梁がそれを持ち帰ろうとするとどこからともなく天女が現われ「それは私のものだから返してほしい」といいます。
「それならばなおさら返すわけにはいかない」という伯梁に、天女は天に帰れないと嘆き悲しみました。
伯梁は天人の舞を見せることを条件に羽衣を返すと、天女は喜んで舞を舞って見せましたが、やがて霧の彼方に消えてしまいました。
錆鉄人が子供の頃に聞いた天女伝説はこの地だったように記憶しています。
天女伝説の「羽衣の松」は樹齢650年と言われています。

三保の松原羽衣村
天女の館 羽衣ホテル

それほど魅力的な露天風呂ではないような・・・

伯梁は意地悪ですが、天女の舞を踊る事を条件に羽衣を返してやっています。軽犯罪程度でしょうか。
2007年4月15日 天女山1,529m 山梨県北杜市大泉町 標高は1,529mとかなり高いのですが、車で山頂まで行けてしまいう為、情緒がありません。
しかしながら、4月15日の時点では取付道路が通行止めになっていて、ちゃんとハイキングをしてきました。

後は八ヶ岳 
2007年4月15日 清里温泉
天女の湯
  日帰り温泉(入浴料750円、夜間料金有)

「天女の湯」の由来
 昔々、諸国の神々が瑞穂の国(みずほのくに)の中程にあたる斎の杜(いつきのもり・今は言葉がなまって「美し森」と呼ばれている)を盤座の山(ばんざのやま)と定めて、八百万の神々が天下り、年に一度集まって、その年の国を治める掟を話し合うならわしがありました。
 この杜が斎場として使われていたのです。これが終わると天女山に住む仕女を招いて、舞を奉仕させました。
 仕女は、斎の杜にはこべる時は、天の河原(天女山北方500mくらいのところ)で身を浄め、舞衣は羽衣の池(美し森北西1000mくらいのところ)で洗い浄めて用いました。天女はこの池に好んで住むようになり、この山は天女山名付けられたと言われています。「大泉村の民話・伝説より」
 この伝説にもとづいて、「清里温泉天女の湯」と命名いたしました。(天女の湯HPより引用)

清里温泉「天女の湯」
付近からの八ヶ岳の眺めが素晴らしい所です。
2007年4月15日 高遠町
天女橋
  有名な高遠の桜を見に行く為に、伊那市観光協会高遠支部HPで案内図を開き、駐車場を探していて偶然に発見しました。という事で、由布姫のお墓を観光した後に見に行きました。


「天女橋」の由来
不明

高遠町「天女橋」付近の地図
(伊那市観光協会高遠支部HPより拝借)
由布姫のお墓のある建福寺から真っすぐに三峰川に下った所にあります。
2007年10月20日予定 天女の湯 ハワイ温泉
望湖楼
近くに天女が舞い降りたという羽衣石城(うえしじょう)があり、搦手の本丸下には天女が衣を掛けたという大岩「羽衣岩」がある所から命名されたものと思われます。

湖上の露天温泉は、天女さえ舞い降りるのではないかと思われるロケーションで、一度は入ってみたいと思っています。
羽衣石城は山上に模擬天守が建築されていますが、バラックであり見学する価値はないと言われています。

ハワイ温泉望湖楼
07年2月10日 いつきのみや歴史体験館
(渡鹿野温泉親孝行旅行にて)
三重県多気郡明和町斎宮 いつきのみや歴史体験館では、かつて、この地で斎王をはじめとする王朝人たちがくりひろげていた平安時代の遊びや生活文化の体験として、十二単や直衣など本格的な王朝貴族の装束を試着したり(要予約、)袿(うちき)を羽織ったり葱華輦(そうかれん)に乗ったりすることが出来ます。
天女は袿(うちき)を羽織ってはしゃいでいました。きっと羽衣の感触に似ていたのでしょう。
06年8月14日 羽衣の滝 北海道
斜里岳登山道
登山道の途中に羽衣の滝がありましたが、それほど大きくはありません。
伝説については不明。
渓流と滝を巡る斜里岳の登山道は夏でも涼しく、マイナスイオンが溢れていて、天女でも登りたくなる山という事かもしれません。
06年8月13日 羽衣の滝 北海道
天人峡温泉
天人峡温泉の近くにあり、温泉街から歩いて行けます。
錆鉄人は温泉街にあるトムラウシ登山口から約1時間の滝見台(注意;観光気分では行けない登山道です)より眺めましたが、優美な滝に見惚れました。

旭岳の残雪が融けて流れ、落下するアイシホップ沢とポンアイシポップ沢の2つの滝が中程で合流し、一本にまとまって絶壁に掛かり、落差270mを7段に分かれて忠別川に落下する。
「羽衣の滝」と称する滝はたくさんあるかもしれませんが、これがNO.1である事は論を待たないと思われます。
伝説
06年6月?日 天女橋 沖縄県那覇市 世界遺産の首里城登る道路の横にある円鑑池の中に弁財天堂がありますが、そこに渡る橋が天女橋です。
弁財天堂は、朝鮮の李珠王から贈られた「方冊蔵経」を納めるため、尚真王時代(1502)に建立されたものでしたが、1609年薩摩の琉球入りでお堂は破壊され方冊蔵経は失われました。1621年に至って新たにお堂を建て弁財天像をまつり以降弁財天堂と呼ばれ橋も天女橋と呼ばれるようになりました。
天女橋は日本に残された最も古い石づくりアーチ橋で、琉球石灰岩の切石積みの橋です。(重要文化財)

地図
06年3月13日 天女の里 京都府京丹後市峰山町 嫁さんが天女だから!と意識して天女巡りを始めた最初の訪問地です。相当な山の中で、キャンプ場として整備されています。
近くには天女の娘の一人を祭ったという乙女神社があり、お参りすると美人になれるとの伝説があります。

丹後風土記に記載された日本最古の羽衣伝説が有名ですが、地元の伝承はかなり違っているようです。(天女と天で暮らすために天の川に橋を掛けようとした・・・というすごく面白いお話ですが、その辺りは近年になって創作されたのではないかと錆鉄人は思います。)
地図
01年頃 羽衣掛けの柳 滋賀県余呉湖 【伝説】
昔、余呉湖のほとりに住む桐畑太夫と言う漁師が、柳の枝に掛けられていた美しい 衣を見つけ隠してしまった。この衣は湖で水浴びをしていた天女のもので、天女は衣が無いと天に帰ることができないと嘆き悲しみ、衣を返して欲しいと懇願したが、男 は衣を返してやらなかった。
天女は天に帰ることをあきらめこの男の妻になり、男の 子を生んだ。ある日、天女は男が隠していた衣を見つけ、子供のことを心に残しなが ら天に帰って行った。この男の子が菅原道真と伝えられている。
幹囲3.9m樹高11m
(従ってそれほど樹齢は長くありませんが・・・)

JRで余呉湖畔を走っている時に見えます。近くに駐車場もあります。

地図

錆鉄人的には、羽衣を隠してしまって無理やり妻にしてしまうような男は人類の敵だと思うのですが・・・従って、そんな男から生まれた子供が菅原道真であるなどとは到底考えられない所であります。
  ドラエモンの中の羽衣   【エピソード】
丁度良い布があると赤ちゃんの「おしめ」にした所、赤ちゃんが宙に浮かんでしまいました。
 
inserted by FC2 system