祖母山1,756m 天岩戸神社の宮司さんから教えて頂いた。 祖母山はもともと海彦・山彦の「山彦」を祀っている山だった。 (山彦・海彦は神武天皇の兄に当たる) ところが、おばあさんが台風を止めて国を救ったことがあり おばあさんのほうが有名になって「祖母山」と呼ばれるようになった とのお話しだった。 さて、高千穂で時間を使いすぎたので この日のうちに祖母山、阿蘇高岳を登ってしまうためには ちょっと急いで祖母山を登る必要があった。 妻を急がせたので、果たしてご機嫌斜めとなってしまった。 |
どうやって行くの? 高千穂峡から戻って、R218を左折して、しばらく行くと「祖母山登山口」の標識があります。標識に従って右折すると、地図では狭い道路だと思っていたのに立派な2車線の道路です。車はほとんど通行していません。ビュンビュン飛ばせます。一部工事がまだで狭い所もありましたが、平均自走30kmで見積もっていたので、予定より大幅に早く五ヶ所に到着。小学校の手前に「祖母山」の標識があり右折、ここからは一気にすれ違い不能な1車線の道路になります。しばらくは集落もありますが、やがて山の中へ。走っても走ってもすれ違う場所の設けてない「おかしな設計の道路」が続きますが、こんな時間に下りてくる車はいないだろうと走っていたら、カーブのところでジムニーと遭遇。こちらはすぐに停まりましたが、相手もこんな時間に登ってくる車はいないと思って飛ばしていたのか、あせっている様子でしたが1m程の所で無事停車。うまい具合にすこし戻ればやや広い所があったので、バックして楽々すれ違い出来ました。 |
【駐車場】到着10時頃 駐車場までは結構距離があります。五ヶ所から7〜8kmはあるのではないでしょうか。 駐車場は10台以上は駐車可能で、6〜7台駐車していました。トイレがありましたが、トイレの床は凍っていました。この氷はもしかしたらオシッコかも知れないと思い、こんな所で滑ったら大変だと慎重に歩きました。 駐車場の上手にあった氷の芸術 しかし、何故この一角だけ凍っていたのか不思議である。(下山時に撮影。大きさが分からないでしょうと言いながら妻が横に立ったので一緒に写っています。) |
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登山口 | ||
駐車場の横が登山口です。 右の方へ行けば「風穴コース」です、距離も短く早く登山出来るのではなかと思いましたが、こんな時期なので登山者がなく足跡がなければ登られない これまではのんびりと楽な登山をしていましたが、祖母山の標準コースタイムは往復 時間 分。のんびりしていては阿蘇高岳に登る時間がなくなるので、妻を急がせました。 1合目当たりを登るのに9分かかっていたので急がせたら8分を切りましたが、まだまだだとさらに急がせたら、「そういう事言う人、キライ!・・・。」それからは口を利いてくれません。 |
登山口 10:16 |
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水場 | ||
水場は登る時は通過しました。 下山時に妻が立ち止まったので小休止。ほとんど0℃になっているザックポケットのポカリと比べて、何とおいしく感じられたことでしょう。 |
ずっとザッグに着けていたカップが やっと役に立ったのでした。 |
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千間平 | ||
昔は千間平の名にふさわしい広場があったのかもしれないが、ほとんど広場とは言えない広さの所に標識が建っていました。ここは別のルートからの登山道が合流しますが、そちらのほうには足跡はありませんでした。 | 10:56 |
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国見峠 | ||
国見峠はご覧のように広い場所です。ここからは頂上も見えます。(11:21) 広場を振り返って写した写真なので、正面に見える標識の所が北谷登山口からの登山道です。 |
広場の一角にあったお地蔵さん カバンの中にお賽銭を入れます |
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頂上 | ||
国見峠からは登山道の雪が多くなってきました。犬の足跡も一緒に付いています。高山の貴重な動植物を荒らしたり、病原菌に感染させてしまう恐れがありますので、絶対に犬を登山に連れて来ないで欲しいものです。 雪の上の足跡は所々で2箇所に分かれていて、妻は進行に迷ったりして、スピードが落ちましたが我慢していました。怒った妻は怖いからです。 頂上の広場へ出る部分が一部踏み固められてアイスバーン状態となっていましたが、それ以外の部分を踏みながら難なく通過し頂上へ。 急げば往復2時間半と思っていましたが、3時間でもいいかと思い直したので、こんなものでしょう。 頂上では妻のザッグを持って降ろすのを手伝ったら「まあ、こんな事初めて。」と言って、その後も何かと気を使っているうちに機嫌も直ったみたいでした。 |
祖母山頂上(11:50) 忘れられたような祠 おばあさんを大切に! |
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頂上その2 | ||
頂上には10人位の人がいました。パンを食べたり、九州の山の話を聞いたりして、案外長い間頂上にいました。その間にも数人の人が登ってきました。途中で1人しか追い越さなかったので、避難小屋にいた人だろうと思います。 |
阿蘇を望む 噴煙が揚がっているのも見えた。 久住や由布岳も見えた。 南の方も見えたのですが どれが韓国岳かは分からなかった。 |
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9合目避難小屋 | ||
地元の人が風穴コースはやめたほうが良いだろうと言うので元の道を戻った。(11:05頃下山) 頂上直下の下りでは笑ってしまった。あまりにもへっぴり腰であった。そして避難小屋への分岐では、妻は標識があるのに道を間違えたので、(といっても2歩程度で立ち止まったが、自分は避難小屋にも寄ってみたいと思っていたのでそのまま進ませて)9合目避難小屋を経由して下りた。避難小屋は立派な作りの小屋だった。 下山道は予想通り、太陽の当たる所は霜が溶けてぬかるんでいた。スパッツは持っていくだけの我々はズボンの裾を汚さないように慎重に下った。結構森林の中が多く、霜が溶けていない所のほうが多く助かった。 |
12:15 小屋の横には風力発電機が2基 HPによるとトイレの浄化を行っている。 登山口に戻ったのは13:25頃だった。 所要時間;登り1:34下り1:20 コースタイムはほぼこの2倍ですので ご注意願います。 |