日本最古の霊峰 八甲田山

04.11.06

八甲田山(1,584m)

八甲田山というと雪中行軍の大遭難で有名で
新田次郎の「八甲田山死の彷徨」があります。
また映画にもなりました。
雪に埋もれて立ったまま死んだという
雪中行軍遭難者銅像を見に行くつもりでしたが、
この日のスケジュールが遅れていて
温泉に入る時間がなくなりそうだったのでカットしました。

八甲田山という名前の頂上はなく、
最高峰は大岳1,584mで付近の一帯を八甲田山と呼び
○○岱と呼ばれる湿地が見所です。



どうやって行くの?
前日は岩木山三十三観音様お参り登山をした後、本州の最果て(最北ではない)竜飛崎まで行って青函トンネル記念館を観光して青森市まで南下し(三内丸山遺跡を見学する予定でしたが、岩木山で思わぬ修行までしたので時間がなくなり、三内丸山遺跡はカットし)八甲田温泉のラムネ風呂に入り、登山口の酸ヶ湯温泉まで来て車中泊したのでした。
八甲田温泉と酸ヶ湯は八甲田山を真ん中にほぼ反対側にあり、どちらから酸ヶ湯に行こうかと思いましたが、少し戻って反時計回りに酸ヶ湯へ行きました。
駐車場
酸ヶ湯に来たときは午後8時頃で、道の左側には酸ヶ湯温泉の建物があり、その前の駐車場で車中泊というわけにはいかないと、右側の道路下の駐車場に車を停め車中泊しました。
ここはかなり標高が高く、車中泊していても暑くなく錆鉄人は快適に寝ることが出来ましたが、何故か今度は天女が暑い、暑いと言っていました。男には入れない八甲田温泉のラムネ湯効果だったのかも知れません。

酸ヶ湯温泉
八甲田山というと酸ヶ湯温泉千人風呂が有名です。温泉に関しては後で!

酸ヶ湯温泉の前は広い駐車場がありますが、ほぼ満杯でした。

この右手が下の写真の登山口です
登山口
初めて快適に寝たので目覚めた時は5時近くなっていました。計画では8時から9時の女性専用時間帯に温泉に入る予定でしたが、混浴でも男女が別れているからいいんじゃないと、トイレに行って歯も磨いたりとゆっくり準備をして、5:21登山に出発しました。
本当の登山口
トイレの左側の階段を登ったら、右手に道路があって、その右手には広大な駐車場があり、テントも立っていました。
ほんの数分ですが「損」をした気分の錆鉄人でした。鳥居を潜ると、左右を背の高い笹に覆われた登山道が続き、びしょ濡れになって歩きました。

ブレブレです
2.2km地点
1.7km地点の標識がある辺りまでは、ほぼ背の高い笹原の中の登山道です。八甲田山は大岳に登る所だけが登りで、あとは高原状かと思っていましたが、それなりの登りがある登山道でした。
2.2km地点では目の前に拡がる湿地の向こうは南八甲田連峰との標識があり、この先に進めばすぐに地獄湯ノ沢です。

6:06
地獄湯ノ沢

ようやく笹原から開放され見通しのある登山道になりました。

地獄湯ノ沢は、硫化水素ガスや炭酸ガスを排出しているので、岩が変質して崩れ易くなっていると書いてありました。
仙人岱
地獄湯ノ沢から一登りして、6:25木道が始まりました。いよいよ仙人岱の始まりです。
仙人岱からの大岳
左上の白っぽくなった所に登山道が見えました。写真で見る程遠くはありません。
仙人岱ヒュッテ前
初めて登山者に逢いました。朝食を作っている最中で、「早いですね」と驚いていました。
手前の四角い枠から水が湧き出していて、右のほうに出口があって、カップもあったので飲みました。一説には日本一おいしいとか。
でも、天女は湧き水にも気付かずにスタスタ先に歩いていってしまったので飲みませんでした。

八甲田の清水が飲めます!
チングルマ
仙人岱から登りが始まる辺りでチングルマの群落があったので、天女に「稚児車」の由来を教えました。

何故か半分程は草が倒れていました。カモシカか何かが水浴びしたのかなと思いました。

仙人岱を見下ろす
アオモリトドマツの解説看板のある所から撮影しました。正面の硫黄岳の左側に木が生えていないのは、北側なので残雪が多い為だと書いてありました。登山って勉強になりますね!

鏡沼
鏡沼はあまり大きくない沼なで、頂上付近の斜面は結構急でもあり、結局空ぐらいしか写せないのではないかと思います。

頂上直下
頂上の付近はかなり荒れていて、地表がむき出しです。必ず登山道を歩きましょう。


大岳頂上
という事で、6:59大岳頂上に到着しました。

全く同じような写真ですが、天女の影になっていて隠れていた蝋燭のような標柱?を写しました。遭難した兵士達を供養して建てられているのだと思いました。
大岳頂上

小さな社です

航空測量でもしたのでしょうか
下山
7:07下山を開始しました。一応小さく周回する予定だったので反対側から下山します。下の鞍部に毛無岱ヒュッテが見えています。この下りは結構急だと思います。

毛無岱ヒュッテ
数人の中年おばさん軍団がヒュッテの前にいましたが、到着する頃に中に入りました。ヒュッテの前にはベンチもありました。ここで若干休憩しました。

木道
やがて木道が始まります。鼻は終わっていますが、盛りの頃はどんなにかきれいだろうと思います。


この辺りだったでしょうか。
岩木山で遭った大学生とすれ違い
再会を喜びました。
毛無岱を一望
上の写真の一帯が毛無岱かもしれませんが、右の写真の先まで行くと、なんとも素晴らしい光景が拡がっていました。ここからは階段を下りて下の木道に行きます。

大岳を振り返る
7:54 毛無岱の終わりのほうからの大岳です。案外遠くまで来ています。
この辺りからやはり混浴ではなく女性専用時間帯に大温泉に入りたいと思った天女はペースアップしましたが、結構遠いのでありました。

酸ヶ湯温泉に戻る
8:16 やがて酸ヶ湯が下に見えてきました。


8:20
酸ヶ湯左側の登山口で記念撮影
酸ヶ湯温泉に入る
という事で素早く車に戻って、すぐに温泉に行きました。大浴場は女性専用でも別に男性専用のお風呂もあるのかと思っていましたが、この時間は男はただ待つだけです。しかたがないのでビールを買って飲みながら時間を潰しました。
女性専用時間が終わる頃、一斉に女性が出てきますが天女は出てきません。やがて混浴時間帯になり2〜30人の男性が一斉に脱衣所に突入しました。
なかに入ると天女ともう一人女性が温泉に入っていました。近づいて話をして、しばらくして天女はあがりましたが、程なくまた入ってきました。なにも知らない女性が入ろうとして男性ばかりなので諦めて戻ろうとしたので、一緒に入ってあげると言ってまた入ってきたとの事でした。しばらくして上がっていきました。

酸ヶ湯温泉は白濁したお湯です。入り口の近くに掛けると男性自身が元気になるという看板があったので錆鉄人も水を掛けました。冷たかったですが、効果の程は分かりません。
奥入瀬へ

酸ヶ湯温泉から少し走った所に湯気の立っている沼があり、車を止めて岸辺まで行きましたが、入れるような沼では」ありませんでした。

さらに進むと「睡蓮沼」と標識があって、たくさんの車が駐車していたので、行きがけの駄賃に錆鉄人も立ち寄りました。睡蓮が何処にあるのかわかりませんでした。この後は奥入瀬で最後のヒーヒーハーハーをしました。

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