丹南は名水の宝庫 丹南は周囲を山に囲まれており、 豊かな森林にはぐくまれた名水の里である。 Webで検索すると 県内の名水の大半はこの丹南地区にあることが分かる。 それは古くから開けていた歴史と 地元の人が清水を大切に守ってきたからだと思われる。 健康と水の関係が見直されている現在 貴重な名水を共通の財産として守って生きたいものです。 |
地域選択(26/28) 武生市(4/4) 鯖江市(3/3) 今立町(12/12) 池田町(0/1) 南条町(0/0) 今庄町(2/2) 河野村(0/0) 朝日町(3/3) 宮崎村(1/1) 越前町(0/0) 織田町(1/2) 【番外】 大野市(1/1) |
丹南の名水として名前があがっている所は、何故か今立町が多い。今立町自体は水が少なく、日野川水系から貰い水している現状である事を考えると、水が乏しいが故に、貴重な水場として大切にされていたことが窺えるのではないかと思います。 ペットボトル売っている水は買うと2リットルで300円もしますが、もっとおいしい水が無料で手に入ります。 あなた好みの名水を見つけませんか? |
|
偏見と独断に基づく評価 冷たさNO.1 :解雷ヶ清水 人気best3 :石堂の水・酒清水・榎清水 生活密着度NO.1:イチョウの木の清水 大変さNO.1 :独鈷水 不思議NO.1 :蓑脇の時水 平地の湧水 :若宮のお清水・馬しょうずの水 特異用途 :自然居士池(写経水)瓜割清水(ガン防止) |
||
武生市 | ||
蓑脇の時水(武生市蓑脇、大平山山中) 太平山中腹の標高約300mにある間歇冷泉。 約1時間から7時間に1回、湧き出す水量が変化するので時水と呼ばれ、お百姓さんが農作業の時間を知る目安になっていた。 平成8年に環境庁の「日本の音風景百選」に選ばれている。 |
||
けらがしょうず 解雷ヶ清水(武生市千合谷町) 昔、百済の姫が戦火を逃れて越前海岸に上陸し、この地までやってきた。 お供の者が喉の渇きを訴えたが水はなかった。姫がお祈りをしたら、にわかに空がかき曇り雷鳴とともに岩に落雷があり、岩に割れ目が出来、その穴から清水が湧き出したという伝説に由来する。 現在はこの地区の簡易水道の水源ともなっていて、人々の生活に欠かせない。 冷たさは丹南のNO.1である。 |
||
若宮のお清水(武生市北小山町) 武生市味真野地区の古くからの住宅地の一角にある若宮のお清水には、地蔵が祭られ、地元の人びとの大切な生活用水となっている。 また、年間を通して水温が10度前後と一定しており、夏は冷たく、冬は暖かく湯気が上がるという。(水温未測定) なお、一説には「若宮のお生水」と書かれている文献もあるが、地元の案内図には「お清水」と書いてあるので、こちらを採用した。 |
||
治佐川(武生市上真柄町) 味真野の里は日野山を水源とする湧水地帯で、この湧水が流れ込む治佐川は、清流のシンボル「トミヨ」が生息している。 若宮のお清水も、すぐ近くにある。 名水百選候補 |
||
鯖江市 | ||
酒清水(さかしょうず) 蔵本が酒造りにえらんだという名水。市街から近いこともあって、水を汲む人でいつも一杯との事である。 |
||
お清水(鯖江市米岡町) 伝教大師が湧き起こしたと伝えられている清水で、別名「末期の水」とも呼ばれていて、死期の迫った病人の為に水を汲みに来る人も多いという。 |
||
文殊霊泉(文殊山山中) 尾根との標高差は20〜30m程しかないのに、豊富に水が流れ出ていた。積雪が残っているので雪解け水だろうと思い、手を切るような冷たさを予感してすくった水は、意外にも暖かく感じた。確かに霊泉かもしれないと納得して戻った。 智恵の神様文殊菩薩を祀る文殊山 |
||
今立町 | ||
石堂の水(今立町西河内) 県道2号線で西河内から池田町に向かって約2km、清水谷トンネルの手前約500mの所。駐車場有り(約5台) 不老長寿の名水で、水が1年間も腐らないとも言われている。 岩の間より清水が豊富に流れ出していて、休日には清水を汲みに来た人の車で駐車場は満杯である。 |
||
よのき清水(今立町横住) 武生・鯖江方面から来た場合、県道2号線添いの横住集落入口右手にある。(石堂の水の手前約4km) 駐車場有り(約5台) その昔、大きな榎の木があって旅人はその木陰でのどを潤した所から榎清水と呼ばれ、いつしか「よのき」に変わったものと思われる。 毎年、8月末には地元の壮年会により「よのき清水祭り」が行われ、そうめん流しなどが行われる。 特にそば打ち用の水として利用されている。 |
||
瓜割清水(今立町赤谷) 癌の予防に良いという事で、県外からも水を汲みに来る人がいて、別名「長命水」と呼ばれる。 また、眼病に効くという言い伝えがあり,病の癒えた人がお礼参りに置いて行ったという猿の石像が残っている。夏でも水温は13度前後である。 |
||
お題目岩延命水(今立町粟田部) 紀伊の国の長者「大島三郎右衛門」が当地に移り住み、水資源確保の為に貴布禰大神を勧進した社を建てたのが始まり。大岩にお題目が掘られたのが名前の謂われ。 手押しのポンプで水を汲み出す。いっぷう変わった風情がある。 |
||
お峰の霊水(今立町大滝) 重要文化財の拝殿がある大滝神社の右横を進むと広い駐車場がある。(約20台) 車を置いて大滝神社奥の院まで約30分山道(階段)を登る。奥の院の手前にある池から湧き出ている名水。たまり水の為、飲む気にはなれない。ここまで来たなら大滝神社奥の院の大杉を訪れよう。 |
||
水掛不動の御霊水(今立町杉尾) 杉尾集落内の国道417号線添いにある。 左手の蛇口から専用のポリタンクに水を汲んでいく人もいる。(蛇口は風情がないように思われる。)右側の水貯めに常時少量の水が流れていて飲用出来るが、水温はやや高めに感じられた。湧出口より長い距離をパイピングされていて、流出水量が少ないために温度上昇しているのではないかと思われる。 |
||
じねんこじいけ 自然居子池(今立町不老) 不老と書いて「おいず」と読む。 若いときそのままの姿で199歳まで生きたという伝説の「自然の居子」にちなむ湧水で、写経水として愛好家に人気がある。 |
||
神泉(今立町赤坂) 赤坂神社の脇にあり、水不足に悩んでいた村人が夢のお告げで掘り当てたという水で、地元の人によって大切に保存されている。 付近には高い山はないが、夏でも冷たい水をたたえている。 |
||
皇子が池(今立町粟田部) 継体天皇の二人の皇子の産湯(後の安閑天皇、宣化天皇)として用いられた。 佐山姫公園の一角にあり、現在は脇の井戸を皇子ヶ池の水としていて、近所のおばさん達も利用している。手押しのポンプで水を汲み上げるので、見たことも触ったこともない子供の体験にもなります。 。 |
||
雨乞い池(今立町長五) 今立町の健康福祉センターのすぐ横の山裾にある。集落の人に教わったらここだと言われたが、長五集落とはかなり離れていて、標識などもなくこれが本当の雨乞い池なのか自信がない。ただ、湧き出ている水は冷たくおいしかった。 【後日談】 ここは、長五の飛び地になっているとの事で、やはりここで正しいのではないかと思われます。 |
||
蓮如上人の御池(今立町新堂) 今から500年以上前の文明3年(1471年)、吉崎に向かう蓮如上人が新堂に立ち寄ったとき、水不足に悩む村人に水が湧き出る場所を教えたという伝説がある。 |
||
番清水(今立町東樫尾) この清水のある高雄山に朝倉義景の番所があり、番兵が水場を守っていた所から番清水と呼ばれるようになったとの事。 今でも「末期の水」として飲みたいという老人がいるという。 ただし、山道の手入れがされていないので、水源まで行く事は困難である。 |
||
池田町 | ||
野尻の湧水(池田町野尻) | 工事中 |
|
南条町 | ||
現在のところ、名水に関する情報はありません。 | ||
今庄町 | ||
コツラの清水(今庄町今庄) これを飲めば安産が出来るという言い伝えがあり、お嫁さんの為に持ち帰る人もいるとの事。 かっては、木ノ芽峠を往来する旅人の喉を潤した。 |
||
乳授けの滝水(今庄町合波) 第15代応神天皇が生まれた時、皇子への乳が足らず、竹内宿禰が天地神明に祈願した所、この地の滝の水を養婦に飲ませれば滝のように乳が出るようになるという御神託を得て、この里に訪ね来て、滝の水を献じた所、神託に違わず乳を得て、皇子はすくすくと育ったという。 今も乳が出るようにとこの滝の水を求める人により参詣者が絶えないという。 |
||
河野村 | ||
現在のところ、名水に関する情報はありません。 | ||
朝日町 | ||
独鈷水(越知山山中) 泰澄大師が独鈷を岩に突き立てたところ、その跡から水が湧きだしてきたという伝説の名水。 岩に直径10cm足らずの穴があって、そこからコンコンと水が湧きだしている様子は、その伝説が本当かも知れないと思わせる。 越知山の登山道を1時間以上歩かないと到達出来ない所にあるが、ハイカーの喉をうるおす貴重な清水として人気がある。 |
||
イチョウの木の清水(朝日町乙坂) 豊臣秀吉が乙坂の風景を見に来た際にこの水を飲み、記念にイチョウの幼木を植えたことからイチョウの木の清水と呼ばれていると伝えられている。 |
||
御前水(朝日町天王、八坂神社) 八坂神社の境内に湧き出る御前水は、年間を通して水量・水温共に一定で、「延命の水」とも呼ばれていて、飲み続けると病気の予防に効果があるという。 北陸の名水百選 |
||
宮崎村 | ||
馬しょうずの水(宮崎村樫津) 辺りは田んぼばかりでほぼ平坦であり、近くに山はない。ところが直径約3メートルの池の底から、水が何カ所もブクブクと泡を吹き出しながら湧きだしていて、水源はどこだろうと不思議に思われる。 湧き出している水は、下流のため池までの幅30cmほどの用水路を満たしており、かなりの水量であることがわかる。 |
||
越前町 | ||
現在のところ、名水に関する情報はありません。 | ||
織田町 | ||
弘法大師の水 神明神社にあるのに何故か弘法大師の名が付いている。神明神社を訪れたが見あたらなかった。付近の人に聞いてみたが分からなかった。 帰ってから資料を見直すと、神明神社の麓と書いてあったのを見逃していたので、再度調査に行きたいと思っています。 【追記】 武生市のOさんからメールを頂きました。以下がその内容です。 場所は織田町平等の集落入口付近にあります。オタイコヒルズの方からの道と、国道365号線で陶芸村への信号を過ぎて次の信号の中間点あたりから平等集落に上がる途の 合流点にあります。道から見ると少し下ったところにありますから、見逃しやすいかもしれません。湧き水の少し上のところに神社があるようですから、それが神明神社なのかもしれません。 →自分もこの場所は訪れましたが見逃していたようです。他の名水に関しても教えて頂けるとの事ですので、追加していきたいと思います。 |
再調査の予定 |
|
仏じりの水 昔、いぼが体中に出来、どんな薬を使っても治らなかった子供が、この水で顔や身体を洗ったらきれいに治ったと伝えられている。 山の中の谷水である。 |